外耳湿疹

外耳湿疹の原因

耳湿疹は耳の中の皮膚に細かい傷が出来て痒みを伴うことです。基本的には手足やおなかの皮膚に出来る湿疹と同じで、小児に出来やすく、また触る癖があると悪化します。入浴時やプールの時に耳に水が入ることで耳垢がふやけ炎症を起こすこともあります。またアレルギー体質の方や皮膚が敏感な方もなりやすい傾向があります。

外耳湿疹の病態

耳湿疹の症状は強い痒みや発赤です。痒さのあまり耳掻きや綿棒で掻き過ぎると湿疹が酷くなり、耳だれ(耳漏:じろう)が出てきます。耳漏が耳の中で固まることによってさらに痒みが増し、そしてまた掻いて耳漏が出ると言った悪循環に陥ります。乳児の場合は入浴時に耳に水が入ることで耳湿疹になりやすくなります。言葉を発することが出来ないのでしきりに耳を触ることで気がついたりします。

外耳湿疹の治療

耳湿疹の治療は主に外用薬です。ステロイドの軟膏が処方されますので医師の指示に従って入浴後などに綿棒で患部に塗布してください。場合によっては内服の抗アレルギー剤を追加して湿疹を抑えたりすることもあります。

このページの先頭へ